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南蛮甕貯蔵

Nanbangametyozou
なんばんがめちょぞう
龍泉酒造合資会社
創業1938年 本島北部
アルコール35度 たぶん常圧蒸留
詰口年月日 2008.05.07
容量 720ml
シリアルNo. 076/120

この酒は1999年製造で、曖昧な記憶ですがたしかシャム南蛮に3年、琺瑯タンクに6年貯蔵した酒だったかと思います。ラベルにはなんだか見たことのある壷のマーク。これは島酒家さんプロデュースですね。

シャム南蛮といえば琉球がシャムからラオロン酒を輸入していた14世紀~15世紀頃に酒の入れ物として使われた壷で普通に考えると骨董品なのですが、泡盛の世界では短期間でも素晴らしい古酒になるということで珍重されており、バリバリの現役として実用されています。ただ、大抵は個人所有のため壷もその中の酒も一般には流通しません(知らないだけかもしれないですが)。

すばらしい容器なのに数が少なく高価なため、いろいろな人が現代の焼き物でシャム南蛮を再現しようと試みているようですがどうも無理っぽい感じですね。シャム南蛮そのものは焼きが甘いものが多く、同じように焼いても泡盛の熟成には向かないものになってしまうそうだ。まさに奇跡の壷です。

香りは非常に甘い香りがボトルを開けた直後から強く出ています。香りの熟成感は普通の10年古酒以上だと思います。グラスに注ぐとうっすらと黄色く色が着いていますが写真だと区別出来ない程度の色だったので写真は断念。味わいは強い甘みと苦みの混じったようなしみじみとした旨味。まろやかなのは老麹ゆえでしょうか。甕の風味はあるのだが今まで飲んだ甕貯蔵のどれとも違う味わいで思ったよりは軽い。シャム南蛮での貯蔵期間が短いからかもしれないですが、もっと長期貯蔵のが飲んでみたいです。

☆☆☆+0.5

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