蔵酒

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くらざけ
株式会社多良川
創業1948年 宮古島
アルコール43度 720ml 常圧蒸留
詰口年月日 2005.07.14

この酒は多良川の酒造所のみで販売している6年古酒だ。ラベルにも蔵元限定と書いてあるし、確かに他で売られているのは見たことがない。四角形で四隅が面取りしてあるモスグリーンのビンと筆文字のラベルが印象的です。

ということで、多良川の蔵元へ見学に行ってきました。多良川さんは以前メールで質問したときも素速くて親切丁寧な返信で好印象の蔵元さんです。台風が近くまで迫っているということで仕込みはしていませんでしたが(停電になることが多いので台風が上陸する場合は仕込みを休むそうです)工場内をかなり親切に案内してくださいました。貯蔵タンクのある場所では「ももこ」のためであろうクラッシックが流れていました。
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蒸留機

また、酒造所の近くに洞窟があってそこに多良川の酒を貯蔵している。いろんな所で鍾乳洞と紹介されているが鍾乳洞ではなく洞窟だった。元々小さな洞窟だったのを掘り広げて酒を貯蔵できるようにしたのだそうだ。周りには何も無いところで入り口は厳重に施錠されていました。ちなみに私は1升ビンの貯蔵を申し込んできました。

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洞窟の扉
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洞窟入り口
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洞窟内

香りはアルコールと蒸した米と揮発系の香り、それと古酒香があって多良川らしい香りだと思う。味わいも多良川らしいスッキリした辛口だがどっしりした熟成感もあってかなり旨い。さすが蔵元限定、選り抜きの酒という感じだ。飲み方は濃いめの水割りがいいかも。

☆☆☆+0.5

参考「多良川」「多良川43度泡盛原酒」「琉球大河

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多良川43度泡盛原酒

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よんじゅうさんどあわもりげんしゅ
株式会社多良川
創業1948年 宮古島
アルコール43度 500ml 常圧蒸留

これは限定販売の酒でブレンド無しの100% 7年古酒。原酒ということで割水も無しです。どこかのサイトでちらっと読んだのだが(もう無くなっている模様。検索したが見つからず)これは多良川の専務が自分が気に入った原酒を「専務タンク」として7年間熟成させていたものをそのまま瓶詰めしたものらしい。

ラベルには薄茶色で三つ巴の尚家の家紋が入っている。なんでかと思っていたら、キャップシールに目立たないように「RYUKYU OHCHO」と入っていた。どうもこれは「琉球王朝」の原酒らしい。キャップシール以外には琉球王朝の文字は無いのであまり強調したくは無さそうな感じだ。単なる原酒ではなく、専務が選んだお気に入りの原酒ということなのだろうか。ちなみに多良川では琉球王朝が一番売れている酒だそうだ。

香りはアルコールとと除光液のような香りに混じって少し弱い古酒香がする。味わいは多良川らしいスッキリした辛口でやや熟成感があり、きれいな酒という印象。でもこれはもっと熟成させた方がいいんじゃないだろうか。今飲むのは少しもったいない気がしたが、結局全部飲んでしまった。口に含むとアルコールがぱっと拡がる感じが泡盛というより洋酒や花酒に近い感じだ。ちょっとグラッパにも似ている。飲み方だが原酒の味わいを楽しむためにオン・ザ・ロックがいいかもしれない。
☆☆☆

参考「多良川

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琉球大河

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りゅうきゅうたいが
株式会社多良川
創業1948年 宮古島
アルコール25度

以前見かけたときとはラベルが違っているような気がする。もっと青っぽいラベルじゃなかったか。この酒には一般酒と古酒があるようなのだがその違いなのだろうか。この酒には古酒と書いてある。年数を書いていないのはたぶんブレンドだからだろう。金色の龍のラベルは一見、絵のように見えるがよく見たら写真だった。ラベルの隅に首里城公園と書いてあるのでおそらく首里城正殿の唐破風だろうと思う。

香りはやや甘い香りと微妙な古酒香、それからアルコールの匂い。また、この酒を入れた後、乾いたコップにはチョコレートのような香りが残る。飲んでいるときはそんな香りはしないのでちょっと不思議。と、思っていたらボトルの最後のほうはアルコールの匂いも薄れチョコレートのような風味が出てきた。味わいは25度ということでやや薄めの味わいだが舌先に甘みと苦みのような複雑な旨味を感じる。ただ、全体としてはそれほど個性は強くないので初心者向きかも。飲み方はストレートかお湯割り。割ると結構薄くなってしまうが甘みや旨味が出てくる。それと本物のチョコレートにも良く合うんじゃないかと思う。
☆☆☆

参考「多良川

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多良川

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たらがわ
株式会社多良川
創業1948年 宮古島
アルコール30度 常圧蒸留
詰口年月日 2004.07.06

宮古島城辺町砂川の伏流水を多良川といい、この酒はここの水で造られているそうだ。ただし、沖縄本島にも工場があり、原酒を割る際の割水はそちらの水も使われているという。仕込みは全て宮古でやっているそうだが古酒用と一般酒用で仕込みを分けているのだそうだ。

宮古島は隆起珊瑚の島で地盤が珊瑚由来の石灰岩で出来ているので水がかなりの硬水になってしまう。酒造りには丁度良いのだが日常生活には軟水を求める人が多いようで浄水場には硬度低減化施設が順次取付けられている。本島でも硬度の高い地区では硬度低減化施設の導入が決まっている。多良川は地下水を使っているので問題ないだろうが本土を含めて水道水を使っている酒造所はこれから先どうするのだろうかと思ってしまう。

この酒造所は金武酒造所のように鍾乳洞で貯蔵サービスを行っていて以前は15升の甕のみだったらしいが現在は3升甕や1升瓶も扱っていてオリジナルの木札も作れるようだ。価格は現在、3升を5年で45,000円、1升を5年で1万円と金武酒造と同じような価格で、期間延長もあるようだ。頼めば申込書を郵送してくれるらしいので現地に行かなくても良いのは便利かもしれない。

香りはあまり強くはなく、酸味を感じる爽やかな香り。味わいは甘みと少しの酸味、それから結構旨味が強く口に含むとびりびりと舌に刺激がある。これはアルコールの刺激と違っておそらく旨味成分なんじゃないかと思うのだが、他の濃厚泡盛と違ってある種の旨味成分だけが突出しているような感じでそれほど重くはない。味を見るのにストレートで舐めていたら酒が止まらなくなってしまった。飲み方はストレート。あー水割りでもうまいです。
☆☆☆☆

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