
かいていちょぞうしゅ りゅうぐうじょう
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール35度 常圧蒸留
泡盛の熟成にはいくつかの方法がある。一番歴史が古いのは壷や甕に貯蔵する方法だろう。他にはステンレスなどのタンクに貯蔵するのが一般的な熟成法だ。ちょっと変わったところでは船底で熟成させたり磁力を使ったり、察度王の「高級純熟熟成技術」や島酒の「二重構造左回転仕掛け壷」を使った「酒類熟成促進装置」などがあった。ここにもう一つ「海底貯蔵」という熟成方法があったのを思い出したので押し入れから引っ張り出してきてさっそく開栓。

桐箱に入っている

箱の中は手染めっぽい紅型の布で酒が包まれていた。布はハンカチとして使えそう
製造元は山川酒造だが販売元は琉球村だ。深海に一日寝かせた泡盛というのも売られているがこの酒はそれほど深くない海底に一年間寝かせている。そのため瓶には珊瑚やらフジツボの付着した跡が付いている。大きな物は削り取られているが小さい珊瑚などはそのまま付いているので見ていて楽しい。
また海底貯蔵は1998年に特許を取っている。泡盛の海底貯蔵には他にも特許を取っている人がいるようだがこちらのウリは瓶に貝類や海草を選択的に付着させる事のようだ。確かにキャップ部分以外は瓶底にもたくさん付着している。海底貯蔵のメリットとして温度が低くて安定しているので酒の熟成に向いているのだとは思うが酒に付いてきたパンフレット(?)にはいろいろ書いてあるのでちょっと引用してみる。
★海底貯蔵酒とは?
水密性容器(例えば、ビン)に入れた泡盛を、水深5~10メートルでサンゴの生える水温、19度以上の海底に1年以上寝かされた泡盛に限り海底貯蔵酒と言う。
そして沈める場所は必ず、海でなければいけない。なぜなら海中は陸上の10倍の熟成促進効果があるからである。
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★熟成効果をあげる10大効果
1.水圧効果(5~10メートルの水深)
2.温度効果(適温で温度差の少ない良い環境)
3.波浪効果(海水の流れと、それにともなう春夏秋冬の波浪)
4.光学的効果(微弱な光を入れた方が、液中成分の重縮合が促進される)
5.赤外線効果(神秘的光の中で育む)
6.宇宙線的効果(建物などの障害ががないから入りやすい)
7.イオン効果(64余の元素が溶出している)
8.オゾン効果
9.遠赤外線効果
10.超音波効果(水とアルコールの会合の促進)
以上のものなどが熟成効果のスピードを早めていると思われる。
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この他にもいろいろ書いてあります…いや、もう、ツッコミどころがたくさんあるような気がしますがコメントは控えさせて頂きたいです。
香りはそれほど強くはなく柔らかい甘みと何かの花のような香りと少しアルコールを感じる。味わいはスッキリしていてやや酸味がある。まろやかではあるが残念ながらそれほど熟成感は感じられない。買ってから2年近く経つので海底貯蔵の効果が薄れてしまったのだろうか。とはいえ、結構飲みやすくて美味しいのも事実だ。飲み方はお湯割り。寒いからだろうか水割りよりうまい気がする。
☆☆☆
追加:この酒、最後の一杯がメチャメチャ濃厚でした。振ってから飲んだ方がいいかも。
参考「珊瑚礁」「やまかわ」「かねやま」「珊瑚礁10年」「船底泡盛」「島酒」「察度王ゴールド」「察度王シルバー」
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