かねやま20年

Kaneyama_20nen
かねやま20ねん
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール 41度?43度? 常圧蒸留
詰口年月日 2005.01.14
限定証明番号 17年296番

ラベルは琉球絣(の写真でしょうか)と藍型のような絵です。こんなラベルだったんですね。15年のラベルは箱と同じなので予想通りでしたが20年も同じかと思っていたら全然違うラベルでした。ちょっと以外です。あと不思議なのがラベルに記載されているアルコール度数。写真では見えませんが41度となっています。販売店などを検索してみると全て43度になっているんだけど、どっちが本当なんでしょうか。ちなみに桐箱に限定証明番号の印が押してある紙が入っていますがそちらには43度と書かれていました。

15年は最初青っぽいフルーツ香がして大分時間が経ってから古酒香が出てきましたがこちらはボトルを開けるとすぐに甘い古酒香が漂ってきます。ただ、最初は15年と同様のフルーツ香も混じっていて全体の香りも弱いのでやはりカラカラに入れて10分~15分くらい経ってからの方が良いです。チョコレートのようなコクのある香りが出てきて甘い香りが強くなります。すごくおいしそうな香りで複雑さなど春雨20年にも似ています。味わいはバランスのとれた甘み、旨味がありまろやかな舌ざわりだがコクの力強さもあって余韻も長い。飲み方はストレートでちびちびと。やはりカラカラが必要です。

☆☆☆☆

参考「山川酒造

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かねやま15年

Kaneyama_15nenKaneyama_15nen2
かねやま15ねん
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール43度 常圧蒸留
詰口年月日 2005.08.15
限定証明番号17年769番

古酒の山川といわれ味なら1番と評価する人もいる山川酒造のトップブランドが「かねやま」で定期的に出荷されているのは15年と20年である。ファンが多いためどちらも発売するとすぐに完売してしまうのだがこまめにチェックすれば定価で売られているのを見つけることができる。桐箱に入ったうえに月桃紙で包まれているので中のビンを見る機会はなかなかなくて購入して初めて見ることができました。

香りはフルーツのような香りがしています。山川酒造の酒というとチョコレートのようなコクのある香りが特徴なのだがこの酒はその香りが最初は無く古酒香も無かったのでカラカラに入れて1時間半ほど放置。だんだん香りがバニラ香に変化していき最終的にチョコレートのような香りになりました。ずいぶん眠っていましたよ。眠れるやんばるの森の王子といったとこでしょうか。味わいも最初はなんだか青臭いような感じで旨味もそれほどではなかったが時間が経ってから飲むと甘み、旨味も出てきて余韻も長く完全に立派な古酒になっていました。ストレートでこの変化を楽しみながら飲むのが一番いいかも。

☆☆☆

参考「山川酒造

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海底貯蔵酒 琉宮城

ryugujo
かいていちょぞうしゅ りゅうぐうじょう
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール35度 常圧蒸留

泡盛の熟成にはいくつかの方法がある。一番歴史が古いのは壷や甕に貯蔵する方法だろう。他にはステンレスなどのタンクに貯蔵するのが一般的な熟成法だ。ちょっと変わったところでは船底で熟成させたり磁力を使ったり、察度王の「高級純熟熟成技術」や島酒の「二重構造左回転仕掛け壷」を使った「酒類熟成促進装置」などがあった。ここにもう一つ「海底貯蔵」という熟成方法があったのを思い出したので押し入れから引っ張り出してきてさっそく開栓。

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桐箱に入っている

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箱の中は手染めっぽい紅型の布で酒が包まれていた。布はハンカチとして使えそう

製造元は山川酒造だが販売元は琉球村だ。深海に一日寝かせた泡盛というのも売られているがこの酒はそれほど深くない海底に一年間寝かせている。そのため瓶には珊瑚やらフジツボの付着した跡が付いている。大きな物は削り取られているが小さい珊瑚などはそのまま付いているので見ていて楽しい。

また海底貯蔵は1998年に特許を取っている。泡盛の海底貯蔵には他にも特許を取っている人がいるようだがこちらのウリは瓶に貝類や海草を選択的に付着させる事のようだ。確かにキャップ部分以外は瓶底にもたくさん付着している。海底貯蔵のメリットとして温度が低くて安定しているので酒の熟成に向いているのだとは思うが酒に付いてきたパンフレット(?)にはいろいろ書いてあるのでちょっと引用してみる。

★海底貯蔵酒とは?

水密性容器(例えば、ビン)に入れた泡盛を、水深5~10メートルでサンゴの生える水温、19度以上の海底に1年以上寝かされた泡盛に限り海底貯蔵酒と言う。
 そして沈める場所は必ず、海でなければいけない。なぜなら海中は陸上の10倍の熟成促進効果があるからである。


★熟成効果をあげる10大効果


1.水圧効果(5~10メートルの水深)

2.温度効果(適温で温度差の少ない良い環境)

3.波浪効果(海水の流れと、それにともなう春夏秋冬の波浪)

4.光学的効果(微弱な光を入れた方が、液中成分の重縮合が促進される)

5.赤外線効果(神秘的光の中で育む)

6.宇宙線的効果(建物などの障害ががないから入りやすい)

7.イオン効果(64余の元素が溶出している)

8.オゾン効果

9.遠赤外線効果

10.超音波効果(水とアルコールの会合の促進)

以上のものなどが熟成効果のスピードを早めていると思われる。


この他にもいろいろ書いてあります…いや、もう、ツッコミどころがたくさんあるような気がしますがコメントは控えさせて頂きたいです。

香りはそれほど強くはなく柔らかい甘みと何かの花のような香りと少しアルコールを感じる。味わいはスッキリしていてやや酸味がある。まろやかではあるが残念ながらそれほど熟成感は感じられない。買ってから2年近く経つので海底貯蔵の効果が薄れてしまったのだろうか。とはいえ、結構飲みやすくて美味しいのも事実だ。飲み方はお湯割り。寒いからだろうか水割りよりうまい気がする。
☆☆☆

追加:この酒、最後の一杯がメチャメチャ濃厚でした。振ってから飲んだ方がいいかも。

参考「珊瑚礁」「やまかわ」「かねやま」「珊瑚礁10年」「船底泡盛」「島酒」「察度王ゴールド」「察度王シルバー

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珊瑚礁10年

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さんごしょう10ねん
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール43度 常圧蒸留

“古酒の山川”と言われる山川酒造の10年古酒がこの酒だ。この酒造所の古酒は33年を筆頭に15年、20年ものなど非常に人気があり、発売するとすぐ売り切れる状態だ。「かねやま33年」に至っては電話による詐欺事件が発生しているので注意するようにと一時、山川酒造のWebサイトに表示されていたほどの人気ぶりだ。

香りはあたりまえのようだが古酒壷の香りがする。古酒を飲むのは久しぶりなのでちょっと懐かしいような香りだ。アルコールが45度と高いのでアルコールの匂いがするが、揮発系の香りとやや甘くフルーティな香りが混じる。味わいは甘みとバターのような濃厚でなめらかな旨味が飲み込んだ後まで続く。こういう濃厚な味わいには油を使った料理が合いそうな気がする。飲み方は香りが立つお湯割りが良いように思う。
☆☆☆

参考
やまかわ」、「珊瑚礁」、「かねやま

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かねやま

kaneyama.jpg
かねやま
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール30度 常圧蒸留

この「かねやま」が山川酒造で一番古く創立当時の銘柄らしい。現在市販されている古酒で一番古いのが30年古酒で銘柄はこの「かねやま」である。たしか2007年には40年ものが発売される予定らしい。古酒の世界はこれからおもしろくなっていきそうだ。マッカランを超えられるか。

香りはほぼ珊瑚礁と同じだがこちらがやや甘めの香りか。味わいは珊瑚礁と同じく芳醇であるがこちらが多少すっきりした感じ。まあ、あまり変わらないんだけど。さすがに3本を交互に飲みまくるとちょっと飽きてくるかも。
☆☆☆

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珊瑚礁

sangosyo.jpg
さんごしょう
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール30度 常圧蒸留

この酒が一応、山川酒造の主力商品みたいだ。

さっきから「珊瑚礁」と「かねやま」と「やまかわ」を飲み比べているのだが、残念!!違いがわかりましぇーん。いや、実際には多少違っているけど「かねやま」が多少すっきりしているかもという程度で私の鼻と舌ではほとんど誤差としか感じられないです。同じ酒でも造った時期が違えば多少味が違ったりすると思うんだが、その程度の違いしか無いんじゃないかと。

違うブランドで出すからには何か違うとは思うんだけど、ひょっとして「やまかわ」をもうちょっと古酒向きにしたのが「珊瑚礁」ってことなのか。

飲み方はストレートよりは水割りにしたほうが酸味が感じられて爽やかな味わいになる。3本とも。

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やまかわ

yamakawa.jpg
やまかわ
有限会社山川酒造
創業1946年 本島北部
アルコール30度 常圧蒸留

社名は山川酒造所で屋号が「かねやま」と、いくぶんややこしい酒造所だ。古酒に並々ならぬ情熱を燃やし、初代に「借金をしてもいいから古酒を寝かせておくように」と言われ3代目の現在までその教えを守っているのだそうだ。わりと多品種の酒を出荷していて混乱しそうになる。30度600mlのレトロボトルでも「やまかわ」「かねやま」「珊瑚礁」と3種類も作っている。いったい何が違うのだろうかというのが第一印象だ。なので、この3種類を飲み比べてみようと思う。

まずはこの「やまかわ」だが、あまり見かけない銘柄だと思ったら泡盛名酒会オリジナルなのだそうだ。沖縄サンドリンク主催?なんだかよくわからないがそういう会があって山川酒造や高嶺酒造の限定ものを年1回作っているらしい。常温軽濾過で一年以上寝かせた一般酒に古酒を1%ブレンドしているという。このボトルの肩部分に貼ってあるラベルには“蒸留2003”と印刷されていた。

香りはそれほど強くはなくやわらかい甘みと少し古酒のような香り。味わいは濃厚ではあるが雑味が少なくて後味がすっきししている。マイルド感があるのは古酒をブレンドしているからなのだろうか。なかなかうまい。
☆☆☆+0.5

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