國華 至福の一滴

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こっか しふくのいってき
(資)津嘉山酒造所
創業1929年 名護市(本島北部)
アルコール30度 常圧蒸留

赤いラベルに手書きの筆文字が印象的な酒だ。字がちょっと素人くさいがこれは本当に素人が書いているようだ。っていうか知っている人だった。この酒は30度だが他に43度?の青ラベルと25度の黄ラベルがあり、原酒は常温で浮き出てくるフーゼル油だけをすくい取っただけの無濾過泡盛だ。

話は変わるが津嘉山酒造所のある名護市の海には伝説の人魚ジュゴンが住んでいるという。どちらかというと酒造所のある名護湾ではなく反対側の辺野古沖らしいのだが話によるとこの人魚の肉、もの凄くうまいらしい。今は国の天然記念物に指定されているし、世界的にも保護動物に指定されているのだが戦後の大変な時期に食われまくって数が激減したらしい。もちろんジュゴンの餌になる海草が減っているということもあるだろう。こいつらは1頭で一日数十キロの海草を食べるらしいのだ。また津波を予言すると言われているがジュゴンは低周波を使って会話するらしいので津波が発する低周波も早いうちに感知しているんじゃないだろうか。タイの辺りにも住んでいるので津波感知システムに組み入れるっていうのはどうだろうか。

香りは通常の國華よりは強い香りだ。結構香り高いほうだと思う。蒸した米の香りというか泡盛工場の香りがする。甘さは無い。味わいは辛口で前回飲んだ25度の國華古酒と似たような感じだが30度の無濾過だけあってこっちのほうが旨味が強い。酒粕のような米の旨味を感じる。肴に小鯛の笹漬けを合わせてみた。結構なまぐさくて心配だったのだがこの泡盛は魚の臭みを完全に消し去ってくれた。飲み方はお湯割りか。水割りでも旨味が良く残っている。
☆☆☆

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國華

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こっか
(資)津嘉山酒造所
創業1929年 名護市(本島北部)
アルコール25度 常圧蒸留

この酒造所は昔から品質重視で生産量は多くはなかったようだ。ひょっとして生産量が一番少ないかもと思っていたらカラカラ誌Vol.14によると米島酒造所のほうが少ないようだ。がんばれ、米島!

今、ラベルをじっと眺めていて初めて気が付いたのだが「國華」という文字のバックにひらがなの筆文字で「こっか」と書いてある。なんかの模様かと思っていたがよく見るとなかなか力強い味のある字だ。

津嘉山酒造所はいろいろなところで名護の名水を使って仕込んでいると書かれているがカラカラ誌Vol.14によると水道水で仕込んでいるとある。いったいどっちなんだろうか。それとも水道水が名護の名水なのか。まぁ、沖縄の水道水はそこらのミネラルウォーターよりうまいという話も聞いたことがあるのでそれもありか。水道水の話はもうちょっとつっこみたいのだがとりあえずここは名護の名水ということで「まるた」でちらっと紹介した「七滝の水」を注文してみた。
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この水は大宜味村喜如嘉にある七滝の深井戸の水で日本一長寿の里で飲まれてきた水だそうだ。最初の一口はわりと普通のおいしい水だった。南アルプス天然水みたいな。しかし2口、3口と続けて飲むと井戸水というか地下水の持つミネラル感がある。ちなみに硬度は書いていないがアックスによると174だ。

香りはそれほど強くはなく柔らかく甘い香り。味わいは最初非常に辛口に感じた。旨味もかすかでウォッカを飲んでいるんじゃないかと思った。「華こよみ」とぜんぜん違う味わいなので思いっきり5回ほどシェイク。やや辛口の強い旨味がやって来た!古酒と書いてあるから3年は熟成しているのだろう喉越しがまろやかで飲みやすい。塩味の効いたチーズと合わせたがなかなかいける。これは豆腐ようもいけるかと思ったが切らしてしまっていた。残念。飲み方はストレートか水割り。25度なので水は少なめで。「七滝の水」が良い感じで甘みが出てくる。
☆☆☆

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華こよみ

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はなこよみ
(資)津嘉山酒造所
創業1929年 本島北部
アルコール30度 常圧蒸留

この酒造所も3人という少人数で酒造りをしていて生産量も少なめの酒造所だ。華こよみは以前は720mlのボトルのみだったように思うので600mlのレトロボトルでの販売は最近始めたようだ。ひょっとしたら泡盛全酒造所のうち600ml30度のレトロボトルを出していないのは春雨の宮里酒造所だけかもしれない。ラベルは以前のままのすごくシンプルなラベルである。必要事項以外に書いてある文字は「本場泡盛、簡易濾過、華こよみ、國華」の4語のみというシンプルさでイラストすら無い。社長の性格を反映しているんだろうか。

ちょっと気になるのは「簡易濾過」の文字だ。ボトルを見ると真夏の気温なのに脂肪酸が凝固している。よく見ると酒全体が全くの透明ではなく若干白濁しているのがわかる。そのへんの無濾過を謳っている酒よりも無濾過に近いんじゃないのか。

香りはそれほど強くはないがリンゴのような爽やかな香り。味わいは非常に旨味があるのだが一般酒ながら1年程度熟成しているだけあってまろやかで飲みやすくなっている。少しまさひろに似た味わいがあるがクセはそれほど無いので「通」でない人でも楽しめる味わいだ。飲み方はストレートをじっくり味わっても良し、水割りでも旨味は残したままぐんと飲みやすくなる。
☆☆☆☆

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