守禮原酒51度

Syurei_gensyu51do
しゅれいげんしゅ51ど
有限会社神村酒造
創業1882年 うるま市
アルコール 51度
蒸留年 2006年
詰口年月日 2007.02.07
容量 1800ml

守禮の原酒です。名前の通りアルコール度数が51度もあるので泡盛としては販売できなくて分類上は「原料用アルコール」となっています。まぁ、古酒造り用の酒なので“原料用”でもあまり違和感はないです。

この酒は古酒造り用の酒としてこだわっていて裏ラベルにいろいろ書いていますが「アルコール度数が高く濃厚な味わいの泡盛」ということでこだわり製法が書かれているのでメモしておきます。

[こだわり製法]
○深い味わいを生む老麹(ひねこうじ)造り
○古酒の風味となる成分を生育させたモロミ造り
○旨味成分・香味成分を最適に抽出する蒸留
○水も加えず ろ過もしないで原酒を貯蔵
○旨味・香味・熟成成分を残したままビン詰

一般に売られている焼酎の原酒というと40度~44度のものが多い。35度などもある。泡盛以外の酒については全く知らないのだが泡盛の話で言えば発酵したもろみのアルコールが一般的に17~18%でそのアルコールを全量回収するまで蒸留するとおよそ45度の酒になる。飲みやすくするために初留や後留をカットしたりすると蒸留直後の酒は50度近辺であることが多いようだ。(全量近くまで蒸留する酒造所もある)これを割水して45度以下にしたものが原酒として売られているのだが割水前の原酒となると飲む機会はほとんど無いと言って良いと思う。これを瓶詰めして売っちゃったのがこの酒だ。びっくりしました。

香りは最初アルコールを強く感じるがさわやかな甘みとかすかな酸、古酒にも似た複雑な香りがあります。味わいですがかなりアルコールがきつく花酒よりも飲みにくい気がしますがそもそも新酒で飲むことが目的の酒ではないのでした。でもクラッシュアイスで飲むと良さそうです。甘み、旨味が強く濃厚で焼き締めのコップで酒をぐるぐるぐると回していると、とろりとした感じになります。新酒でこれですから古酒への期待は膨らみますね。

☆☆☆+0.5

参考「神村酒造」「花酒どなん


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守禮 1984年蒸留

Syurei1984
しゅれい1984ねんじょうりゅう
有限会社神村酒造
創業1882年 うるま市
シリアルNo. 495/700
貯蔵年数 21年
貯蔵容器 ステンレスタンク
アルコール 43度
詰口年月日 2005.11.14

この酒は2005年の泡盛鑑評会で県知事賞を受賞している酒で2005年当時で21年古酒となっていてシンプルな山吹色のラベルが高級感を醸し出しています。裏ラベルには蒸留年と詰口年月日が記載されているので21年古酒を瓶詰めして1年ちょっと経っているのがわかります。杜氏は現会長の神村盛也氏で700本限定桐箱入り。おまけで新垣榮用氏のお猪口が付いています。
Syurei1984_omake

これとは別に1984年蒸留で透明の角瓶に入ったものも販売されているがこっちは100本限定で瓶熟成とのこと。飲み比べてみるのもおもしろそうだが価格がネックですねぇ。瓶熟成の方は少し試飲させてもらっただけだがなかなか深い味わいでした。

1986年蒸留の古酒も発売されたがこちらはアルコール37度となっている。720ml以外にも180mlの小瓶もあるのでわりと購入しやすいのではないでしょうか。

香りは古酒香が強く開栓するとすぐに香りが漂う。古酒香の複雑な香りの他にバニラの香りと少しバターっぽい香りが混じってお菓子のような感じです。コップの残り香はチョコレートのような香りでこの香りも他の泡盛と比べて強いように思う。味わいは旨味が強く濃厚で若干苦みも感じる。料理をやっている人が旨味は強すぎると苦く感じると言っていたがちょうどそんな感じ。ストレートの時は一度にたくさん口に含まずに啜るように舐めるように飲むのが良い。唾液でアルコールが薄まって丁度良い感じです。

☆☆☆☆

参考「神村酒造

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察度王ゴールド

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さっとおう ごーるど
有限会社 神村酒造
創業1883年 うるま市
アルコール43度
詰口年月日 2005.09.02

この酒も先の「察度王シルバー30度」と共に11月1日の泡盛の日に専門店限定泡盛などを販売している沖縄サンドリンクから発売された。株式会社リュミエリーナという会社の「高級純熟熟成技術」を使用して泡盛を熟成させているのも「察度王シルバー」と同じだが蔵元がこちらは神村酒造となっている。

神村酒造は最近酒質が上がっていると評判で仕次ぎ用の新酒などが人気となっている。また、昨年11月の鑑評会では最高賞である沖縄県知事賞を受賞している。こちらは21年古酒なので最近どうしたという話ではないのだが。2004年に本社を那覇市から現うるま市に移転していて酒造組合も北那覇酒造組合から中部酒造組合に変更になっていたので一応メモ。

香りは新酒ではあるが売り文句通り確かに古酒のような香りがしている。謳い文句では15年以上の熟成感だ。ブラインドテイスティングなら古酒だと思うだろう。甘く、わりとはっきりしたバニラ香と少し青っぽいような香り。味わいはアルコールの刺激が少しありやや辛口だが旨味もある。雑味の少ないきれいな感じのする酒だ。あまりクセがないので水割り、お湯割り、ストレートとどれでもいける。

今回も神村酒造の酒で飲み比べをしてみた。ただ、古酒は限定品以外販売されていないようで手元にある30度の古酒ブレンドと44度の新酒で比較してみた。

syurei_koosblend30
守禮古酒30度

まず30度の古酒ブレンドだが、香りも味わいも43度に比べて薄くて比較できない。ので、43度を30度まで割水して比較。結果、察度王は割水したら香りがほとんど消えてしまった。水の量間違えたか?でも、まろやか感が増して飲みやすくなった。古酒ブレンドの守禮は香りは弱いが旨味は30度にしては強い方ではないかと思う。軽度濾過タイプのようだ。

syurei180
守禮新酒44度

44度の新酒だが、こちらは180mlの小瓶で軽度濾過のものだ。新酒とはいっても入手してから2年近く経っている。香りは弱いが古酒香のようなものが感じられる。味わいは強い旨味と独特の後味がある。ミネラル感と言うのだろうか。察度王の方が香りが強く甘い香りがするが守禮44度の方が旨味成分が多いようでどちらかというと古酒には守禮の方が向くのではないだろうか。

察度王はこれを古酒にしたらどうなるだろうという興味はあるが目的とする味と香りをすぐに作り出す技術なのだから貯蔵するのはあまり意味が無い気がする。せっかくだから15年以上の熟成感とかじゃなくてもっと先を見せてくれればいいのに。と、思っていたらリュミエリーナでは特別熟成オーナーズクラブというのをやっているようだ。そっちか。

☆☆☆

参考「泡盛の日」、「守禮」、「察度王シルバー

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守禮

syurei.jpg
しゅれい
有限会社神村酒造
創業1882年 北那覇
アルコール30度 常圧蒸留
酵母 泡盛101
詰口年月日 2004.06.10

樫樽貯蔵の「暖流」が有名な酒造所だがその歴史は古く創業から120年を超える。泡盛の蔵元には珍しくシンボルマークのようなものがラベルに描かれていて、月と星と太陽をあらわしているようだ。歴史があるということで首里三箇の酒造所なのかと思ったらそうではなく繁多川という所らしい。

この酒造所は樫樽での貯蔵を1958年に研究を開始していて1961年から貯蔵、1968年から発売とさすが樫樽貯蔵のパイオニアだけあってこちらも30年以上の歴史がある。ところで泡盛に限らず樽貯蔵の焼酎には妙な規制があり、あまり色を濃くしてはいけないことになっているらしい。暖流も通常の泡盛をブレンドして色を薄くしているのだそうだ。

蔵元直営店の「古酒蔵」では泡盛の貯蔵サービスを行っているようで、貯蔵蔵ではクラシック音楽が流されているそうだ。最近の流行なのか。この酒の特徴は老麹を使用し一般酒でも約1年熟成させているところだ。

香りはすこしツンとくる揮発系の香りだが少し甘みがあり悪くはない。味わいは老麹のおかげなのか1年熟成のおかげかた多分両方だが、甘さがあってコクがあるわりに飲みやすくなっている。飲み方はストレートか。少量の水で割ると酸味が出てきてこれもまた良い。5:5くらいでも充分旨味は残っている。
☆☆☆

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