芭蕉布

Bashofu
ばしょうふ
伊平屋酒造所
創業1953年 伊平屋島
アルコール35度 常圧蒸留

この酒は2004年に終売になったもので酒造所にも在庫は無いという。手に入りにくい酒と言われていたのだが普通に売っているのでまだ大丈夫と思って買わずにいたのだが買ってきました。詰口年月日が記載されていないのはやはり2004年以前に瓶詰めされたものだからだろう。

芭蕉布というとベージュ色の堅くごわごわした布というイメージだが着物の下着にも使われることがあるのだそうだ。どうも一口に芭蕉布といってもピンからキリまであるようでやわらかい芭蕉布はちゃんと管理、栽培された糸芭蕉の芯の部分だけが使われるのだそうだ。柳宗悦は著書「芭蕉布物語」で「現存する日本の織物の中で、最も秀でているものの一つ」と絶賛しているが上等の糸は1本の糸芭蕉から5グラム程度しかとれないらしい。これを1反織るのに200本の糸芭蕉を使うのだそうだ。高そうですね。

香りはなんだか素朴な感じで米の香りと芭蕉布だからじゃないだろうが青草っぽい香りもある。7年古酒ということだがあまり熟成香は感じられなかった。味わいはわりとスッキリした感じで微妙に辛口、そしてまろやか。飲み込んだ後にじわりと旨味がやってくる感じで余韻が長いです。水割りも良いがお湯割りもうまい。

☆☆☆

参考「伊平屋酒造所

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照島

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てるしま
伊平屋酒造所
創業1953年 伊平屋島
アルコール30度 常圧蒸留

照島っていうからそういう名前の島があるのかと思っていたら伊平屋島だった。

伊平屋島は沖縄県最北端の村で、「てるしのの島」というのだそうだ。てるしのとは太陽神のことで江戸時代の国学者 藤井貞幹が「天の岩戸は伊平屋島にある」との説を発表している。天照大神の伝説だ。また、神武天皇の生誕地との説も発表している。島には神話に由来する地名も多く、伊平屋島から近い今帰仁村の島にも似たような伝説があるのは興味深い。沖縄はとにかく歴史が古いのだ。

また、伊平屋島は米どころで島の米「てるしの米」がおいしいと有名。この米は昭和初期に台湾から入った蓬莱米(ほうらいまい)で、この米のおかげで二期作が可能になったのだそうだ。単純に考えて収量が2倍になったということか。さすが台湾の赤字経済を立て直したといわれるほどの米だ。

伊平屋酒造所は年間生産量300石と規模的には宮之鶴の仲間酒造所とほぼ同じの大きさ。創業当時は島だけの販売しか許可されていなかったそうでまさに知る人ぞ知る幻の泡盛だったらしい。島の約80%を占める原生林に覆われた山岳地帯から湧き出る「イーヌカー」と呼ばれる天然水を使用して造られている。またこの酒造所は製造のほぽ全てを機械化しているそうで、なんだか全て機械化というとものすごいものを想像してしまうがスタッフが手で操作するような機械のようだ。今現在機械の故障で生産が中断しているそうだが早く復旧してほしいものだ。

香りは蒸した米の香り。これぞ泡盛という泡盛工場そのままの香りだ。かなり良い香り。味わいは予想通りの米の味。素朴で柔らかなな感じでひょっとして萬座に近い?記憶がもう曖昧。ボトルは全て飲みきってしまうので手元にはもう無いのだ。備忘録として始めたブログだが役に立っていないのか…。気を取り直して先に進もうと思う。甘み、旨味もほどほどで地味といえば地味なのだが慣れてくるとやめられない後味がある。この後味を堪能するためには飲み方はストレートでちびちびとやるのがいいかも。水割り、お湯割りもそれなりに良い。
☆☆☆+0.3

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