鳳凰

Houoh
ほうおう
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール43度 常圧蒸留
詰口年月日 2008.11.26

沖縄限定の3年古酒「鳳凰」です。2008年の泡盛鑑評会で県知事賞を受賞した酒だそうです。名前は龍シリーズで来るかと思ったら違いましたね。定番商品じゃないってことでしょうか。

香りは甘いバニラの熟成香とうっすらと甕っぽい香り。アルコールと新酒の青っぽい香りも同時にありますが3年古酒でここまで熟成香が出ているのはすばらしいです。味わいは旨味と甘み、辛味のバランスが良くてちょっとトロミ感があります。もしかして甕貯蔵なんでしょうかね。後味に若干の辛味が残りますが悪くはないです。

☆☆☆

追記:鳳凰は17年古酒「竜鳳」の姉妹品の位置づけだそうです。だから「鳳」を使っているんですね。「竜鳳」と同じ甕で熟成されているようです。竜鳳の3年物ってことなんでしょうか。

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瑞泉原酒53度

Zuisengensyu53
ずいせんげんしゅ53ど
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール53度 常圧蒸留
蒸留年月日 2008.03.31
詰口年月日 2008.07.17

※多分売られていないと書いた瑞泉43度の新酒ですが販売されているとの指摘がありましたので若干修正しました。

800本の限定ながら瑞泉酒造からも原酒が出ました。蒸留年月日、瓶詰年月日がゴム印でなくラベルに印刷されているのもなんだか限定っぽい感じです。以前に酒造所の人に聞いた時には今後も原酒を販売していくかはこの800本の様子を見て決めると言っていました。出るとしても年1回らしいがぜひ継続して販売してほしいものです。ただ、値段が高いのがネックでしょうか。蒸留酒はアルコールが20度以上の場合1度上がるごとに酒税も上がっていくのでしょうがないところもあるわけですが。

ビンは月桃紙でしょうかちょっと高そうな紙に大きく五十三度と書かれているが裏側に色々書いてあるので引用してみます。

わきたつ瑞々しい香り
広がる豊潤な味わい

瑞泉原酒は、代々受け継がれた黒麹による全麹仕込み・常圧蒸留から生まれたお酒です。高いアルコール度数を保ち、昔ながらの酒(サキ)がもつ香気、豊富な成分を活かすため、蒸留後に水を加えず蔵出しいたしました。封を開けた瞬間、わきたつように広がる瑞々しい香りに三年、五年、あるいは10年、20年後の夢を重ねあわせて。これから壷で古酒づくりをはじめるための親酒として、あるいは本品をそのまま貯蔵して、まろやかに熟してゆく古酒づくりの醍醐味をお楽しみください。

香りはアルコールと何かグリーンな果物の香り。時間が経つともろみの香りも出てくる。味わいははっきりした甘みとたっぷりの旨味、それと若干の苦みで思ったよりは飲みやすいが後からアルコールの刺激がやってくる。割とニュートラルな感じで簡単に言ってしまえば濃ーい瑞泉一般酒。瑞泉の一般酒自体がそもそも濃いのだがそれをさらに濃厚にした感じだ。あたりまえかもしれないが水で割ると瑞泉一般酒の味わいです。

☆☆☆

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おもろ21年長期熟成古酒

Omoro21nen
おもろ21ねんちょうきじゅくせいこしゅ
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール35度 常圧蒸留
詰口年月日 2008.04.21

おもろシリーズの最高峰、おもろ21年です。甕貯蔵とのことですが箱にもラベルにも甕貯蔵の表記はありません。酒造所の人に聞いてみたら甕貯蔵ではあるが21年間の甕貯蔵ではないそうで。タンク貯蔵のものを途中から甕に移したもので甕での貯蔵期間の方が長いので甕貯蔵としているそうだ。こういうのは聞かないとわからない話ですね。

おもろの15年、17年、21年はボトルの形がちょっと変わっている。丸くて平べったいボトル。確か照島マイルドも同じような形だったと思うがこれはドイツのフランケン地方のワインによくある伝統的な形でボックスボイテルと呼ぶのだそうだ。直訳すると「山羊の陰嚢」。ガラスビンが無かった頃に山羊の陰嚢をワイン袋として使っていたのだそうだ。ボックスボイテルに入れたワインは普通のワイン袋より美味しいワインになると言われていたらしいです。今度雄山羊を見かけることがあったら後ろ姿を良く見ておこうと思う。

香りは甘いバニラの古酒香。なぜか樽のような香りもある。味わいは甘み、旨味が強く出ているが35度とあって17年よりは弱くなっている気がする。ただ、17年にはないものもあって熟成されたラム酒のような後味がある。樽のような香りと相まってちょっと不思議な感じでうまい。

☆☆☆

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竜鳳

Ryuhou
りゅうほう
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール40度 常圧蒸留
詰口年月日 2007.09.05

おもろ17年に続いてもう一つの甕貯蔵17年古酒「竜鳳」です。瑞泉酒造には「青龍」、「白龍」、「黒龍」と龍シリーズがありますがこの酒だけなぜか「竜」の字を使っています。Wikiペディアによると「竜」のほうが古くから使われていて荘厳にするために複雑にしたのが「龍」だそうだ。意味的にはどっちでもいいってことでしょうか。それよりも今後「赤龍」とか「黄龍」が出るのかが気になります。

香りは甘いバニラの古酒香と甕の香りだが甘い香りが非常に強い。味わいもやはり甘みが強くその後を追いかけるように舌の真ん中あたりに旨味を感じる。甕の苦みや若干の辛味もあるが口当たりはまろやかで飲み込んだ後の余韻が長い。何となく全体的なイメージでいうと瑞泉門に近い感じです。桐箱に入っていていかにも贈り物といった雰囲気ですが充分その役割は果たせるのではないでしょうか。

☆☆☆+0.5

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おもろ17年長期熟成古酒

Omoro17nen
おもろ17ねんちょうきじゅくせいこしゅ
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール40度 常圧蒸留
詰口年月日 2008.04.07

甕貯蔵のおもろ17年です。おもろ10年はアルコール度数が43度だったがこちらは40度となっている。度数が下がるのはちょっぴり残念ではあるが甕貯蔵の場合は結構アルコールが抜けやすいという話を聞いた。だから仕次ぎをするのだと思うが仕次ぎしてしまうと年数表示出来なくなってしまう(正確には若い方に合わせる)ので売る側としてはなかなか難しい話だ。

10年以上貯蔵するならそれを見越して50度以上の原酒を貯蔵すればとも思うが法律の関係でそうもいかないらしい。いっそのこと泡盛表示をあきらめて甕貯蔵スピリッツにしてしまえばいいのかも。そういえば神村酒造の原酒は自宅でそれをやるのが目的だったか。

香りはほとんど「おもろ10年」と同じバニラの甘い香りと複雑な古酒香ですが気のせいか甘い香りが若干弱くなっている気がします。味わいは10年より力強さはやや落ちるがとろみ感やまろやかさは増しているといったところ。

☆☆☆

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瑞泉門

Zuisenmon
ずいせんもん
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール43度 常圧蒸留
詰口年月日 2007.12.12

これも瑞泉酒造の甕貯蔵10年古酒です。あまり見かけない酒だと思ったら、発売元は株式会社岡永という会社で日本名門酒会と書いてある。調べてみたら岡永という会社は酒の卸問屋で日本名門酒会を運営している会社のようだ。瑞泉門については店のPOPには最高の10年甕貯蔵を目指してブレンドされた酒であると書かれていた。どうも「おもろ」や「黒龍」とはまた違った甕貯蔵酒のようだ。瑞泉さんの懐の深さを感じます。

最初にこの酒を飲んでびっくり、強烈な甕の苦味。おもろの苦みを10倍くらいに強めた感じで味は白百合とは違うがインパクトは白百合以上。こんな酒もあるんだとちょっぴり楽しくなって飲んでいたがそれは最初の1杯だけで2杯目からは穏やかな甕の風味になっていた。あれは何だったんでしょうか。酒の油分に苦みが溶け込んでいたのかもしれないです。

香りは甘いもろみの香りと甕の香り、それと弱い古酒香がある。味わいは強い旨味と甘み、苦みがあって旨味と苦みの余韻が長く続く。「おもろ」ほどのまとまり感はないが個性的で甕貯蔵好きには一度は味わってもらいたい一品。最初の1杯で苦みをまとめて飲んでしまったのが悔やまれる。良く振ってから飲むべきだった。

☆☆☆

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黒龍

Kokuryu
こくりゅう
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール43度 常圧蒸留
詰口年月日 2008.03.19

こちらは「おもろ」とは別のブランドですが同じ甕熟成の10年古酒です。同じ原酒でアルコール度数の違う物を別ブランドにすることはよくある事だと思うのですが「おもろ10年」と「黒龍」はどちらもアルコール43度で10年甕貯蔵。これは原酒が違うという事でしょうか。飲めばわかるさという事で早速飲んでみました。

香りは椿油にも似た甘い古酒香だがそれほど強い香りではない。ちょっと青っぽい草の香りもある。味わいは力強さのある甘み、旨味が迫ってくる感じで特に旨味は強めで舌先がしびれるくらい。甕貯蔵らしさは後味に出る若干の苦みくらいでしょうか。とろみ感は「おもろ10年」よりは少なめです。で、「おもろ」との違いですが甕が違うということはわかるのですが原酒の違いはやっぱり新酒で比べないとどこまでが甕の影響なのか判断できません。飲めばわかると思っていたけど飲んでもわかりませんでした。

☆☆☆

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おもろ15年長期熟成古酒

Omoro15nen
おもろ15ねんちょうきじゅくせいこしゅ
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール43度 常圧蒸留
詰口年月日 2008.03.25

おもろシリーズの15年です。おもろシリーズは現在販売中のものでは10年、15年、17年、21年とありますがなぜかこの15年だけがタンク貯蔵となっており他のおもろは甕貯蔵となっています。酒造所の人に聞いてみたのですがなぜなのかは解りませんでした。私の勝手な想像ですがクセの少ない古酒がブレンド用に必要だからではないかと思ってみたりしています。また、物産展などの量り売りもこのタンク貯蔵15年がよく使われているようです。タンク貯蔵といっても出荷前にしばらく甕に入れて味を調えてから瓶詰しているそうです。

香りはさわやかな感じの古酒香。甘みと酸味のある香りです。味わいは強い旨味と甘み、辛味それと香ばしさが後味に残る。甕貯蔵の10年と比べると苦みなどの複雑さやとろみ感が不足しているようでこれらのものが甕由来のものだったということが飲み比べてわかった。甕貯蔵の良いやつと比べたら多少物足りないところがあるがそれでも15年古酒としては十分に旨いレベルです。

☆☆☆

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おもろ10年熟成古酒

Omoro10nen
おもろ10ねんじゅくせいこしゅ
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール43度 常圧蒸留
詰口年月日 2007.12.26

瑞泉酒造の甕貯蔵酒「おもろ」の10年です。ボトルには「1994年泡盛鑑評会県知事賞受賞酒」、「第1回ドイツ国際蒸留酒コンテスト金賞受賞酒」と書かれた帯がかかっていた。第1回ドイツ国際蒸留酒コンテストの受賞は2004年らしい。泡盛鑑評会はわかるが国際蒸留酒コンテストっていったい何?と、思って検索してみたが日本語でヒットするのはこの「おもろ」が受賞したという説明文のみ。仕方がないのでドイツ語?の「"INTERNATIONALER SPRITUOSEN WETTBEWERB」で検索するとそれらしきサイトが見つかったが掲載されているのは2006年のエントリー酒と受賞酒があるのみ。もしかして3回で終わっちゃったんでしょうか。よくわかりません。

香りはバニラに似た甘みと重厚な複雑さを持つ古酒香。それほど“甕”という主張はないのですが複雑さを与えているのは甕の香りでしょうか。味わいは口に含むとまず感じるのがとろみ感で舌にまとわりつくような濃厚で強い旨味と甘み、苦みが年月を重ねた甕の風味と合体して「おもろワールド」が出来上がっています。また飲み込んだ後の余韻も長く良い甕に貯蔵された古酒の風味を堪能できます。甕といえば「御酒 古酒」の甕の味とは違った味わいです。ひょっとして御酒を入れているのは専用の新しい甕なのでしょうか。

☆☆☆+0.5

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瑞泉蔵出限定古酒

Zuisen_kuradasikosyu
ずいせんくらだしげんていこしゅ
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール43度 常圧蒸留
詰口年月日 2007.07.10

昨年夏に購入したものだが詰口年月日を見ると瓶詰め直後に売られたもののようだ。ちょうど営業の人がいたので話を聞いたのだが大部分は忘れてしまいました。覚えているのはこれが今回が初蔵出しの酒で杜氏が大事にしている酒らしいこと。あと数年寝かせればすごく良い酒になるとその杜氏がコメントしていたそうです。

寝かせろと言われながらも数年後の出会いを期待しつつこれは今飲んじゃいます♪

香りははっきりとしたバニラの古酒香と香ばしい香りが混じっていて香り高いです。お菓子っぽい感じですがちゃんと深みのある古酒香。味わいは何というかブランデー入りの生チョコを食べているようなそんな味。甘みと旨味が強くまったりとした舌触りがたまりません。飲み込んだ後の余韻も長くゆっくりちびちび飲んでいると止まらなくなる酒です。次回の蔵出しが楽しみになりました。

☆☆☆+0.5

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御酒 古酒35度

Usaki_kosyu35
うさき こしゅ35ど
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール35度 常圧蒸留
詰口年月日 2007.10.24

瑞泉酒造の人を見かけるたびに「御酒」の43度を出してくれ。新酒でいいから普通の4合瓶で。と、言ってきた。43度は発売していることは発売しているのだが高そうな嘉瓶とかに入っていて普通に飲むような感じではない。なので新酒を普通の1升瓶や4合瓶で売ってくれればと思っていたのだが少し前に会社の方針として43度は出さないと決定したと聞かされた。残念。

御酒は戦前に採取された黒麹菌を使った酒で菌が非常にデリケートなため酒造りの前に現在の黒麹菌が残らないよう製造ラインを徹底的に掃除するのだそうだ。そのため年に一度しか製造できないとのこと。年末の大掃除の直後に酒造りしているんでしょうかね。年一度で製造量が限られているためアルコール度数の高いものを出すと30度の方に影響があるので出したくても出せないということのようだ。

この酒は新酒ではなくて古酒なので30度の一般酒とは別枠で貯蔵していたものだろう。年数の表示がない所をみると1999年から2004年までのブレンドでしょうか。

2007年の一般酒「御酒」と飲み比べてみました。香りは一般酒よりは甘い香りがするもののあまり古酒という感じはしません。古酒香を探ってみましたがあるかないかという弱い香りで甕の香りの方が勝っています。甕貯蔵なのでしょうか。味わいは一般酒の「御酒」が濃くなった(あたりまえか)強い甘み、旨味がありそこに甕の風味がプラスされています。ちょっと金属っぽい後味ですが30度の一般酒とはまた違った味わいです。

☆☆☆

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御酒

usaki
うさき
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール30度 常圧蒸留
詰口年月日 2005.06.29

うさき3兄弟。一番左が通常のもの。真ん中が東京大学限定販売で、蔵元でも展示品のみで東京大学でしか売っていない。右端がANAの国内線機内販売で購入したもの。残念ながらANAの国際線で販売されたという100mlの御酒は入手できなかった。ちなみに中身はどれも同じものだそうだ。

御酒は東京大学の坂口教授が戦前、沖縄の黒麹菌を採取し保存していたものがそのまま忘れられて1998年になってその存在を確認。14工場、19株の黒麹が見つかったが存続していたのは瑞泉酒造のほか1社だけだったそうだ。で、瑞泉酒造が戦前の泡盛再現に挑み、出来上がったのがこの御酒だ。当初は販売の予定はなかったらしい。

東京大学の御酒だが本郷キャンパスの赤門をくぐってすぐ左にあるコミュニケーションセンターで売っている。本来は「構内見学・通過許可願」というのがあるみたいなのだが特にチェックなど無いので誰でも入れる。ということで、うろうろしたついでに「東京大学ワイン」も購入。こちらは安田講堂そばの生協第2購買部で売っていた。製造はメルシャン。
tokyodaigaku_wine

東大御酒に話は戻るが陶器というか磁器に釉薬をかけたような壷でなかなか高級感があって良い感じである。キャップはシリコン製でその上からキャップシールで封じてあるのだが店に置いてある時点で店内に泡盛の匂いがしていた。帰って箱を開けるとキャップの部分から酒が蒸発している感じだ。おそらく私が買ったもの以外の物も同様ではないだろうか。東大御酒を買った人は匂いが漏れていないか確かめて漏れているようなら早めに飲んだ方がいいかもしれない。

香りは甘く熟した果物の香り。新酒のはずだが少し古酒香に似た香りもある。味わいはちょっとびっくり、すごい旨味があふれてます。某化学調味料でも入っているんじゃないかと思えるほどだがもちろんそんなものは入っているはずもない。わりときれいな感じの酒なので初心者にも勧めやすい。飲み方はストレートを猪口でちびちびやるか水割りで。戦前はお湯割りは飲んでも水割りでは飲まなかったらしいのですが。
☆☆☆+0.5

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瑞泉 白龍 & 瑞泉 古酒

zuisen_hakuryu
zuisen_koosu
ずいせん はくりゅう & すいぜん くーす
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール40度 常圧蒸留
詰口年月日 瑞泉白龍 2004.11.24
詰口年月日 瑞泉古酒 2005.01.27

2004年の泡盛鑑評会で沖縄県知事賞を受賞した酒が瑞泉白龍だ。「白龍」じゃないが「おもろ10年」も2004年末にドイツで行われたインターナショナル・スピリッツ・アワードで金賞を受賞している。また「瑞泉 古酒」が第二十回全国酒類コンクールで同コンクール初の満点でグランプリ受賞と瑞泉酒造は最近賞をもらうことが多い酒造所だ。まあ、こまめに出品しているということなのだろうが審査員の好みが泡盛に向かってきているのではないだろうか。

8年古酒の「白龍」はかなり売れたようで瑞泉の在庫が少なくなり2005年に入ってから急遽、1000円程値上げになってしまった。その代わりに出たのが「白龍」をベースにブレンドした「瑞泉 古酒」だ。価格は値上げ前の「白龍」と同程度の価格となっているがこの酒が全国酒類コンクールでグランプリを受賞しているのだ。初めグランプリは「白龍」かと思っていたら、どうも名前も酒そのものも違っているようだ。せっかくなので両方飲み比べてみることにした。

どちらも化粧箱に入っているのだが箱も微妙に違っている。どちらも白っぽい箱だが「白龍」は木目模様で「瑞泉 古酒」は和紙の模様が入っている。中身はというと「白龍」がつや消しのフロスト瓶で和紙のラベルに本場泡盛 8年熟成古酒とある。「瑞泉 古酒」は普通の紙ラベルに箱と同じ和紙模様がプリントされていて瓶はツルツルだ。また、表記が本場泡盛という文字が琉球泡盛に変更になっている。瑞泉の文字はどちらも同じで以前から使われている字体だ。誰かの手書きであろうと思われるが、ちょっと素人っぽい筆文字で若干右下がりのクセがある。もしかして社長の字なのだろうか。

まず香りだが「白龍」はさすが8年古酒といった感じでちょっと甕臭にも似た複雑な古酒香がする。「瑞泉古酒」の方はというとこちらも白龍ほどでもないが古酒香がなかなかよろしい。自主基準以前なら8年古酒として充分通用しているんじゃないだろうか。味わいはどちらも甘さは感じられないが旨味はたっぷりで濃い口。男性的といえるかもしれない。両者を飲み比べると8年古酒100%ということで白龍のほうがよりまろやかでアタックが少なく、口当たりの違いははっきりわかる。ストレートで飲むなら断然白龍だ。しかし、水割りとなると状況が変わってくる。どちらもほとんど差はなく同じくらいに旨い。旨味と酸味のバランスがすばらしく、甘みも少し出てくる。元々濃いめなので水で割っても良く伸びる。鰹のたたきに合わせてみたが良く合う。日本酒並みにどんな料理でも合うんじゃないだろうか。ちなみに鰹のたたきは酢醤油にからしをちょっと付けるのが好きです。
☆☆☆

参考:「瑞泉
--
いやしかし、40度の4合瓶を2本飲むのは結構時間がかかりました。


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瑞泉

zuisen.jpg
ずいせん
瑞泉酒造株式会社
創業1887年 那覇市
アルコール30度 常圧蒸留

自分のWebサイトを持つ酒造所はいくつかあるがここ瑞泉はかなり力が入っていて出来の良いサイトだと思う。誤字やリンク間違いは若干あるが気にしないことに。毎月クイズがあって正解者に泡盛などをプレゼントしているのがよい。そして「語り部の庵」では元会長の著書「泡盛とともに」が最後まで読めるのがよい。ふとっぱらだ。当時の様子がよくわかってとてもよいのだが80年以上も前の事をよく事細かに覚えているものだと感心する。

創業は喜屋武氏だが咲元酒造の次男が4代目になり現在は5代目になる。ラベルには「佐久本之酒」の文字が。古酒にこだわっており、8年以上の古酒しか出荷しないのだそうだ。やっぱり古酒の風格が出るのは8年くらいからだと思う。そして今後泡盛が全国に展開しようと思ったらキーワードは古酒だと思うのだ。それは芋や麦は古酒に耐える酒が少ないんじゃないかと思うからなのだがどうだろうか。

香りはフルーツに似た甘酸っぱいような香りで味わいは結構濃いめではあるがまろやかで飲みやすくなっている。たまたまこの瓶がそうなのかもしれないが、最初の1~2杯と最後の方では味わいがかなり違っているようでだんだんまろやかに(飲みやすく)なっているようだ。これは瑞泉に限ったことではないと思うのだがこの酒は差が大きいように思う。飲み方は水割りかストレートでちびちびと。
☆☆☆

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