ender

Ender
えんだー
瑞穂酒造株式会社
創業1848年 那覇市
アルコール25度 
詰口年月日 2008.08.14

この酒は天然吟香酵母(てんねんぎんかこうぼ)が特徴で「赤の松藤」と同じ中田久保教授が新しく泡盛製造の為に自然界から分離開発に成功した酵母で従来の泡盛にはない華やかな吟醸の香りだそうです。また、瑞穂酒造のサイトには「東京農大短期大学部 中田酵母シリーズを今後もお楽しみ下さい。」との言葉があり、シリーズ展開が予定されているようだ。

ところでこの酒の名前は[ender」となっている。辞書で引いてみたら「終わらせる人」と出ていた。あとは「week ender」とか。適当な訳語がないなと思っていたら沖縄の方言で「やさしい人」ということらしい。方言を英語で表記しちゃったんですね。ちなみに「えんだー」で検索するとホイットニーヒューストンとかA&Wがヒットします。

香りは謳い文句どおり日本酒の吟醸香のようなフルーティな香りが強い。減圧の泡盛に良くある香りという気もするし米焼酎にありがちな香りと言えなくもない。あまり厚みはなくきれいな感じ。味わいはマイルドでやや辛口。後から旨味がやってくる。香りにフルーティな甘さがあるのでくどくない味わいにマッチしていると思う。旨味がちゃんとあるのが良いです。

☆☆☆

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島米

Shimagome2007
しまごめ
瑞穂酒造株式会社
創業1848年 那覇市
アルコール30度 
濃醇 常圧蒸留
淡麗 減圧蒸留
詰口年月日 2008.02.20
シリアルNo (一期米淡麗)1566/1700、(一期米濃醇)1327/1700

金武町で生産した低農薬の米「ちゅらひかり」を原材料にして造った泡盛。昨年1700本を限定販売したが2ヶ月で完売した。今年は去年の4倍で6800本の出荷と聞いていたのにシリアルNoが1700までだったので不思議に思っていたら1期米と2期米でそれぞれ淡麗と濃醇を1700本造って合計6800本らしい。今回購入したのは1期米のようだ。2期米はいつ発売なんでしょうか。

というか米の出来はどうだったんでしょうか。ちょっと気になっています。どうもフィリピンなどでは不作だったらしく米がかなり不足しているそうだ。インド、ベトナムも米不足かどうかわかりませんが輸出規制をしているようです。それに加えてミャンマーの米生産地帯でのサイクロン被害やらでインディカ米の価格が世界各国で高騰しているようです。泡盛を始めとする焼酎関係の人たちは大丈夫なんでしょうか。

香りですが濃醇は新酒の甘い香りでタイ米の泡盛とほとんど変わらない印象。言われなければわからないかもしれません。淡麗は濃醇をさらに甘くしたような香りで瑞穂の蓬莱米の泡盛に似ている。味わいは濃醇も淡麗も意外に濃いめ。濃醇・淡麗というより甘口・辛口?ちょっと違うか。淡麗は減圧蒸留とのことだが極端な減圧ではなく常圧に近い設定にしているとのことで甘さだけでなく厚みもあってなかなか旨いです。後味はどちらもほぼ同じで日本酒を思わせるところがあるが瑞穂のあのバナナっぽい香りも長く残る。

☆☆☆

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島米

Shimagome
しまごめ
瑞穂酒造株式会社
創業1848年 那覇市
容量 720ml
アルコール 30度 常圧蒸留
詰口年月日 2007.02.20
シリアルNo 1468/1700

金武町伊芸区の農家が主に自給のために栽培した美らひかりの2006年新米を1トン集めて造ったのがこの「島米」だそうだ。コープおきなわと瑞穂酒造が2005年に開発に着手、2006年から琉球泡盛「島米」ブランド構築チームとして沖縄県物産公社、金武町特産品振興会、金武町生産者、think-ofが参加し2007年3月28日発売。

ほんの思いつきの企画かと思っていましたが足かけ3年もかかっているんですね。そして琉球新報のニュースによると限定1700本は完売したようで今年は倍の3400本を製造する予定だそうです。新商品の開発も開始したそうで勢いがありますね。そういえば忠孝酒造でやっている県産インディカ米の企画はどうなっているんでしょうかね。

香りは泡盛を米焼酎を混ぜたような一瞬日本酒を思わせる香りとアルコールの香りがあるがマイルドな印象。味わいはこれまた泡盛と米焼酎の中間ぽい感じで辛口すっきり系。値段が高いのがネックだが泡盛初心者にはとっつきやすそうな味と香りです。水で割ると意外と良く伸び、泡盛らしさが出てきます。

☆☆☆

参考「瑞穂酒造」「金武町産低農薬米で泡盛「島米」全国で1700本限定発売

追加:忠孝酒造の県産インディカ米の泡盛は今夏?発売予定だそうです。予定より若干遅れているがもうすぐ発売できそうだとの事。数は少ないそうですが楽しみです。

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梅美人&梅見月

うめびじん&うめみづき

梅美人
umebijin
瑞穂酒造株式会社
創業1848年 那覇市
アルコール13.0度~13.9度
エキス分2%以上21%未満
詰口年月日 2005.06.14

梅見月
umemiduki
有限会社 今帰仁酒造所
創業1948年 本島北部
アルコール12度
原材料 泡盛、三温糖、梅果汁
詰口年月日 2005.07.30

最近、梅酒の種類が増えているような気がする。酒屋に行くと梅酒置き場が大きくなっているのだ。メーカーはというと少し前まではチョーヤだけだったのが最近では各種本格焼酎を使った梅酒の他に日本酒で漬けた梅酒もある。どちらも以前からあるにはあったがそんなにあちこち出回っているものではなかった。やはり有名芋焼酎メーカーの梅酒がきっかけなのだろうか。

私の場合は市販の梅酒の甘いのが嫌で無糖の梅酒を作っていたのだが最初は梅の味わいを壊さないようにとホワイトリカーだったがだんだん焼酎、日本酒、97度のスピリタスなどいろいろ挑戦してみたがビンには漬けた年しか書かなかったのでよくわからないまま飲んでしまった。結局、梅の酸味が強いと酒の特徴が薄れるようだ。1個真っ黒になって失敗したのは多分日本酒だと思う。

瑞穂酒造のあわもり梅酒「梅美人」だが、香りはそれほど強くはない梅酒の香りと弱いアルコール、それと微妙な本格焼酎っぽい香り。泡盛の香りかと言われればそうかもしれないが瑞穂の特長は無くなっている。梅酒では逆にそれがいいのかもしれない。味わいは梅の酸味や糖分が抑えられ、マイルドな口当たりで飲みやすくなっている。普通の梅酒よりは泡盛の梅酒であることをちゃんと主張しているように思う。甘みを抑えた梅酒が好みの人にはいいかもしれない。
☆☆☆

今帰仁酒造所の「梅見月」だが、原材料に梅果汁と書いてあるのが微妙に気になるが泡盛古酒をベースにした梅酒で、香りは梅の香りが強く、もぎたてのフルーティな梅の香りであまり泡盛の香りはしないように思える。味わいは酸味がありどちらかというと「梅美人」よりは梅酒っぽい感じ。甘みもこちらのほうが強く梅のエキスもたっぷり出ているようだ。古酒をベースにしているが熟成感というよりは新鮮でフルーティな感じがする。これはこれでうまいのではないか。
☆☆☆

参考「梅酒2003年


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首里三箇

syurisanka
しゅりさんか
瑞穂酒造株式会社
創業1848年 那覇市
アルコール30度

この酒も南島酒販の泡盛時空堂から出ているプライベートブランドで、この酒の名前である首里三箇とは首里にある鳥堀、崎山、赤田の3町のことで泡盛村として知られていた町である。以前は田園地帯であったが人が集まってきて田んぼが少なくなってきたため米作りの代わりに酒造りが盛んになったのではないかと言われているそうだ。水が良質で水量も豊富なので酒造りには非常に適した場所のようだ。また王朝時代には酒造所は首里だけしか許されなかったので首里三箇には酒造所が集中したようだ。

その首里三箇にあった酒造所で現在でも残っている酒造所が瑞穂酒造、咲元酒造、瑞泉酒造、石川酒造場、崎山酒造廠、比嘉酒造(「まさひろ」のほう)、識名酒造などだが現在は移転して残っているのは鳥堀に咲元酒造、崎山に瑞泉酒造、赤田に識名酒造のみとなっている。

香りはエステル臭というのだろうか、米の香りに混じって極弱いプラスチックのような匂いがする。他の酒でもこの匂いは持っていると思うのだが全体の香り自体が弱めなので目立ってしまうようだ。味わいはかなり辛口で瑞穂とはまったく違う味わいだ。どちらかというと沖の光によく似ている。沖の光はボトルを振ると味わいが変わっていくが首里三箇は振ってみたが最初から最後までほぼこの味わいだった。たまたまなのだろうか。飲み方はオン・ザ・ロックが一番いいかも。
☆☆+0.5

参考「瑞穂

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瑞穂

mizuho.jpg
みずほ
瑞穂酒造株式会社
創業1848年 那覇市
アルコール30度 常圧蒸留
詰口年月日 2004.06.23

王朝時代に創業し、150年以上の歴史がある酒造所。古酒をずっと仕次ぎで造ってきたため先の品質表示についての自主基準でちょっと損をしているかもしれない。商品変更を余儀なくされたためWebサイトも現在休止中。仕次ぎで熟成させてきた瑞穂古酒は古酒表示無しになってしまった。しかし、仕次ぎなら仕次ぎと書いてほしい所だ。

この酒造所は古酒も大量に造っていて1969年に地下貯蔵庫「天龍蔵」を作り古酒の貯蔵量ではNo.1との話も聞く。「天龍蔵」という名前は酒の名前にもなっていてこれはサントリーから首都圏、近畿エリアに向けて発売されている。ちなみにサントリーから泡盛を発売するのは「天龍蔵」が初で第2弾として新里酒造の「美ら島」が発売されている。http://www.suntory.co.jp/sho-chu/

この酒の特徴はラベルにも書いてあるが蓬莱米仕込みの台湾産泡盛であるということ。蓬莱米は台湾の米で日本統治時代に日本人によって品種改良されたジャポニカ米だそうだ。台湾産と書いてあるのだからきっと台湾で造っているのだろう。モンゴル産と書いてある響天は最初米を輸入しているだけかと思っていたらモンゴルで造っていると久米仙酒造の人は言っていた。ちなみに台湾にも蓬莱米で造った焼酎があり米酒(ミイチュウ)というらしい。確認はしていないが泡盛のように全量仕込みで造っているようだ。

香りはバナナと甕の香りで以前飲んだときはもっとバナナの匂いが強く、ビンを開けてすぐ甘い香りがしていた気がするが今回は少し抑えられているようだ。なんだか違う酒を飲んでいるような気がする。味わいはマイルドで微妙に甕味。スムースで甘みもあるのでけっこう飲みやすく、白百合で挫折した人は瑞穂で慣れてから再挑戦するのもいいかも。飲み方はストレートでちびちびとやるのが良い。チェイサー付きで。水割りにすると酸味が出てきてまた違った味わいがある。
☆☆☆

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